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一つのいのちプロジェクト
2025.11.30
スバル信州
スバル信州:【一つのいのちプロジェクト】AED&心肺蘇生 体験講習を開催いたしました
2025年11月29日、長野若里店ショールームで「一つのいのちプロジェクト」AED・心肺蘇生体験講習会を開催しました。
今回の講習では、新潟県ライフセービング協会のスタッフをお迎えし、実際の現場でどのような判断が求められるのかを、体験を通して理解できる内容となりました。
講習の冒頭では、水辺で活動するライフセーバーの役割をはじめ、事故が起きる背景や心停止が発生した時に周囲の人ができる対応などについても触れながら、「一次救命処置(BLS)の重要性」を分かりやすく解説してくださいました。
▼講習の様子



海なし県の長野県で暮らしていると、「水の事故」と聞いても、どこか自分とは距離のある出来事だと思ってしまいがちです。
海での事故や川での流されるニュースはテレビの向こうの出来事で、日常に結びつくイメージがあまりありませんでしたが、
お話の中で、「水の事故で一番多いのは、実はお風呂場なんです」という事実を知りました。
毎日必ずと言っていいほど私たちが利用する自宅のお風呂場。
その言葉を聞いた瞬間、「あ、これは他人事じゃない」と、強く感じました。
滑りやすさ、湯温、ヒートショック、子どもの溺水など、実は見落としやすい危険が潜んでいる。
「水の事故=海や川」という思い込みが、いかに自分の視野を狭くしていたか、講演会を通じて気づかされました。
実技では、参加者の皆さんが訓練用の人形に向かい、胸骨圧迫の深さやテンポを繰り返し確認しながら練習しました。力の入れ方に慣れない方も多く、終了後には手が赤くなるほど集中して取り組む姿が見られました。
AEDは、初めて機器に触れる参加者がほとんどでしたが、講師の説明に従って電極パッドの貼り方や音声案内への反応など、一つひとつ丁寧に確かめながら操作を学んでいました。
「その場に居合わせた人こそが、命を救う最初の一歩を踏み出す存在になる」というメッセージが、参加した皆さんに強く伝わったように感じます。


今回の講習で印象的だったのは、技術だけでなく、「まず相手に声をかける勇気が何よりも大切」という点が繰り返し強調されたことです。
命を守る行動には特別な資格よりも、“一歩踏み出す気持ち”が欠かせないのだと、参加者全員が実感した時間になりました。
新潟県ライフセービング協会の皆様、ありがとうございました。
スバル信州ではこれからも、一つのいのちプロジェクトを通して、安全で安心して暮らせる社会づくりに取り組んでまいります。
▽一部にご参加いただいた皆様

▽2部は、各店舗の社員と学ぶ機会といたしました
