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スバル360を試乗してみました【松田主査初登場】

2021.02.14
松本村井店

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昨年末アップしたスバル360とレヴォーグの比較記事が予想以上の反響。

 

一体誰がご覧になっているのか。スバル360恐るべし。。。

そこで続編に需要があるかわかりませんが、スバル360試乗編も企画してみました。

個人的にもスバル360を公道で乗る機会があるとは夢にも思わなかったので、とても貴重な体験になりそうです。

 

今回スバル360を試乗したのは、松本村井店の部品課に在籍中の松田主査(55歳)

松本村井店、松本インター店、伊那店のサービスフロントを歴任し、小諸店の指定工場立ち上げをやってきたスバル信州の影の立役者です。

そんなベテラン松田主査がまだ2才の頃に作られた昭和42年製のスバル360を試乗・インプレッションをお願いしました。

 

まずはオーナーの武田様ご夫婦からエンジン始動方法のレクチャー。

通常スバル360はキーを回して、室内にあるシフトレバー下のF(フューエル)というコックを引くと燃料がエンジンに行く仕掛けになっています。

本来はワイヤーで遠隔操作するところが壊れてしまい、もうこのワイヤーの在庫がなく、レストアするスバル360は皆ここが泣き所の様です。

武田様の360もFコックが遠隔操作ができないので、直接燃料タンクのコックを開けないといけません。

ちなみにエンジンの真上に燃料タンクが乗っていて、直接重力で燃料がエンジンに落ちるとても合理的な仕組みになっていました。

燃料ポンプとかインジェクターもないから軽いんですね。

現代の車は燃料ポンプを使ってガソリンを組み上げて、圧力を掛けてエンジンに燃料を送り込むので、自然落下という訳にはいきません。

 

ちなみにCがチョーク。エンジンかける時の燃料の濃さの調整。

Hがヒーター。リヤエンジン室の扉を開けてエンジン熱を暖房として使います。

それでも当時は室内があまりの寒さで、石油ストーブのオプションもあったそうです。

一酸化炭素中毒になりそうですね。。

 

リヤエンジンなのでボンネット内はスペアタイヤやバッテリーなど収納されていました。

 

リヤタイヤは人が乗ったり、コーナーで慣性重量が増した時、タイヤのトレッド面がしっかり地面に当たる様に逆ハの字(V字)に見えます。

 

運転席ドアは観音開き。

パワーウィンドウは無くハンドルを回す手動式。

外気を取り入れるための三角窓が付いています。

 

それではいよいよ松田主査が試乗します。

スバル360の走った感じはどうですか?

 

「う〜ん、エンジンが非力な分、車体が軽いんで思ったより軽快だね。」

 

そうなんですね!何か現代の車と違いってあります?

 

「クラッチが今の車と違うな。離したり繋げたりする感覚が違う。少し、俊敏さに欠ける感じ。」

エンジンが2ストロークだからなんか原付バイクみたいな音ですね。

 

「今は排ガス規制の関係でバイクにも2ストロークはないけどね。」

 

他には走ってみて特徴あります?

 

「う〜ん、ブレーキかな。この頃はブレーキの倍力装置がないから効きが甘い。力一杯踏まないと止まらねいね。」

 

今の車って何から何まで電子制御で車が勝手にやってくれるけど、昔は何から何まで手動というか不便だったんですね。

 

「そうだね。昔の車って何かを提供すると目的地に到達できるっていう車との契約みたいなものがあるよね。」

 

え!?契約ですか?

 

「例えば人間は体力を提供する代わりに車は目的地まで行くみたいな。人が重たいハンドルを切れば車は曲がる。」

 

確かにそれに比べて今の車はドライバーが片手でも軽くハンドル切れば曲がるし、スイッチ一つで速度も一定に保てるし、ぶつかりそうになると止まるし。いつもは当たり前みたいな感覚ですけど、昔と比べてみると本当に便利な時代になったものですね。

松田主査、ありがとうございました。

物事を感じて言葉に変えて表現するって、千差万別ですね。まさか車と契約しながら運転するなんて表現が出てくるなんて素敵だなぁ。日頃の松田主査は眉間にシワ寄せて怖い顔してるのに、今日は終始ニコニコいいおじさんでした。

 

それにしても街中を360の後ろを追従して走ったけど、みんな2度見して振り返りますね。中学生の集団に指をさされ奇声を浴びたり、すれ違いの大型ダンプの運ちゃんはずっとガン見しててこっちがヒヤヒヤするし。

昭和にタイムスリップしたみたいな1日でした。

 

おわり