Staff Blog
スタッフブログ
さよならスバル信州、さよなら中田店長

私がスバル車でラリ-競技に挑んだ昔話を振り返り、「ライバル車との比較」をしながら、「安心と愉しさ」の両立を果たしたスバル車の成長過程を書きたいと思います。
アマチュアドライバ-による中級ラリ-競技参戦の実際の話しなので、リアルなお話ができると思います。
画像が荒いのと、スバル車に対してネガティブ発言もありますが、時効とスバル車の成長過程と思って御容赦ください。
1台目 1985年
初代ジャスティ- VS 日産マーチ 1,000ccクラスに参戦
VS
成績結果:ぜんぜん勝てない
優位点:クラス唯一の4WD、3気筒の高回転エンジン
劣勢点:4WDによる走行抵抗、車両重量
中田の思い出:
当時メカニック時代の私は、富士重工へ整備の研修に行った時に、講師であるメーカ-の技術者が4WDの優位性を舗装路・未舗装路に分けて図解で丁寧に熱く説明してくれた。
なるほど!と共感し、初代ジャスティで初代マーチに挑んだが、ぜんぜん勝てない・・・。理論に合わない4WDによるデメリットが出まくり。コーナ-リングでは直結4WDによるアンダ-ステアと内輪差抵抗が出て減速し、直線では重量による加速が不利でした。
のちに4WDの優位性は低馬力車では発揮できない事を実感した。
2台目 1988年
レックス VS アルトワ-クス 1,000cc以下クラス(軽自動車クラス)に参戦
VS 
成績結果:惜敗を繰り返す。勝てないまま。
優位点:スーパ-チャ-ジャ-による低速トルク、4輪独立サスのトラクション
劣勢点:高回転では頭打ちになるエンジン、ラリ-仕様パーツの少なさ
中田の思い出:
その後の名車VIVIOの先代として、スーパ-チャ-ジャ-による低速トルクは良かったが、なんせパーツがなく、アンダ-ガ-ドはアイバワ-クスさんにワンオフで作っていただいたり苦労しました。
そしてダートを走ると次から次へ足回りが破損し、最後はフレ-ムがガタガタになりました。それは無理もないよなぁ...だって設計がお買い物車を想定してるんだから。ライバルのアルトワ-クスの速さ。スズキが誇るエンジンはメチャクチャ回り、羨ましかったです。
3台目 1991年
レガシィRS VS ギャランVR-4
VS 
成績結果:強敵で多勢のギャラン軍団になんとか勝った!
優位点:操舵性が抜群、高回転エンジン
劣勢点:ミッションが壊れる、低速トルクがない
この戦いは日本のラリ-史に残るほど盛り上がりました。その後、インプVSエボへと引き継がれます。レガシィはハンドリングが素晴らしく、アンダーステアのVR-4が苦労して曲がるコーナ-を華麗に曲がる姿は自慢でした。
しかし低回転のトルクが弱く、高回転を維持しながらのシフトワ-クは上級者向けでした。まだまだラリ-車としての熟成は浅く、ミッション・ドライブシャフト・ブレ-キ回り・パワステのトラブルが多く、何回も勝利目前でリタイヤを余儀なくされました。
ライバルのVR-4が誇る絶大な低速トルクは、ジェット機と思うほどの加速感でした。
4台目 1994年
VIVIO VS アルトワ-クス
VS
優位点:スーパ-チャ-ジャ-による低速トルク、レガシィと変わらないハンドリング
劣勢点:劣る所は無いが、アルトワ-クスが速すぎる
人馬一体感があり、今でもファンがいるのも頷けます。今でも目の前にあれば乗って、ビーナスラインを思いっきり走りたい。WRCサファリラリ-で見せたマクレ-の走りにも驚いた記憶があります。間違いなくスバル車の歴代名ラリ-車です。

VS

優位点:高回転の吹けの良いエンジン、思い通りのハンドリング
劣勢点:やっぱり低速トルクの低さ
そんな時代を実戦に出て楽しめたのは幸運なことでした。怪我もせず、仕事も失わず、婚期も逃さず、運と仲間に恵まれました。唯一、予算のこづかいは10年先分まで使ってしまい苦労しました。
以上、中田店長からのコメントでした。

