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2025.12.28 松本村井店

SUBARUの安全の原点は飛行機作り

松本村井店の早野です。

2025年のラストブログです。

振り返るとスバルでは、新型フォレスターが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことが一番明るい話題になりました。



前回、レヴォーグが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した時には、SUBARUのルーツ・スバル360とレヴォーグのコラボブログをアップしました。

今回はこの続編で、SUBARUの前身である中島飛行機の話まで遡ります。

この話の始まりは、中田店長のお客様から「安曇野市にSUBARUのルーツと深い関わりのある記念館があるから、見に行ってみたら?」と言われたことでした。

その名も『飯沼飛行士記念館』。


飯沼飛行士記念館
長野県安曇野市豊科南穂高3888
TEL:0263-72-9045
休館日:月曜日
入館料:高校生以上410円
JAF会員は310円


ということで早速休みの日に中田店長と行ってきました。

記念館の名前になっているのは、飯沼正明さん。

1937年(昭和12年)4月に純国産機「神風号」を操縦して東京からロンドンまで15,357kmを94時間17分で飛行。当時、日本初の国際記録を樹立しました。

太平洋戦争は1941年12月8日に始まっており、まだ戦前の出来事です。
また、ライト兄弟が人類初の初飛行(36ⅿ、12秒)に成功してから、わずか34年後の事でもあります。


建物に入ると、早速見つけました。

神風号の発動機に「中島飛行機」と記載されています。
我々SUBARUの前身、1917年創業の中島飛行機です。

機体制作は三菱重工と記されており、日本の航空機メ-カ-同士の共同開発と思われます。


館長さんのご厚意により、ご案内いただきました。

ブログ、撮影許可もありがとうございます。


これは朝日新聞社が企画した挑戦です。
実は神風号は朝日新聞社の所有物で、飯沼飛行士は社員でした。
なぜ新聞社が飛行機とパイロットを持つ必要があったのか?

それは、日本各地で撮影されたスク-プ写真を、一刻も早く印刷所に空輸するためだったのことです。

なるほど・・・。
メールやLINEなら一瞬で画像を送信できる現代では考えられませんが、当時は飛行機が最短時間で写真を送れる手段だったんですね。

この挑戦には、きっと日本の航空機技術を世界にアピ-ルする狙いもあったのでしょう。
私たちは説明を聞いているうちに、成功したチャレンジの大きさと、人類の飛行機に対する希望と夢の大きさを感じました。
寒さを忘れるほど引き込まれ、当時の時代に入り込んでいきました。


見れば見るほど、凄い写真ばかりでした。

無事にロンドン到着の偉業を遂げた後には、当時イギリス大使・吉田茂がお出迎えに出たほど英雄として扱われました。
翌日にはパリ凱旋門にて記録認定を受け、フランスでも国賓級の歓迎を受けてます。


帰国後には、宮内省の晩餐会に招待されるという厚遇を受けました。
写真上段左から2番目が飯沼飛行士(イケメンですね)、上段右端が中島知久平(中島飛行機の創業者)
下段左から2番目が吉田茂(のち総理大臣)、下段右端が松平恒雄(宮内大臣)
ほか、宮内皇族の方々です。



そして、国民による名古屋城での歓迎会。
日本国民の夢を乗せて飛行したのが、よくわかる写真です。



そして、地元への凱旋。松本城と松本駅。
中田店長も「なんじゃ!この人だかりは!」と思わず声が出てしまいました。

今から90年近く前、日本中が感動と勇気をもらった出来事でした。


熱心な説明をして頂いた館長さん、ありがとうございました!

帰り際に、我々は「スバル信州の者です」とお話しすると、「SUBARUの元社長が来たことあるよ。ここに。」とのこと。
その時のツーショット写真がPCに残っており、拝見したら中田店長はすぐわかりました。

「富士重工業時代、大の航空機好きで有名な竹中社長だ!」

SUBARU車の顔のルーツともいえる、スプレッドウィンググリルを考案した社長です。
ますますSUBARUとのつながりを感じながら丁重にお礼を申し上げ、飯沼飛行士博物館を後にしました。

ぜひ、日本唯一の”飛行士”をテーマにした記念館を、信州観光の目的地にしてみてください。
ほぼ長野県の真ん中ぐらいの位置です。


100年以上昔の中島飛行機から続く物づくりのルーツは、
現代のSUBARU車にも「人を中心とした設計思想」として受け継がれて
2030年死亡交通事故ゼロを目指しています。


新型フォレスターでは「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を世界初採用。
しかもオプションではなく全車標準装備という心意気です。

同乗者だけでなく、交通弱者である歩行者やサイクリストも守る社会的責任が高く評価され、
今回の日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞に貢献しました。

以上、フォレスターの日本カー・オブ・ザ・イヤーからSUBARUのルーツ、航空機にまで遡るお話でした。



スバル信州は、2025年12月29日(月)から2026年1月7日(水)まで、年末年始休業となります。
皆様、よいお年をお迎えください。



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